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化学療法センター

「化学療法センターについて」化学療法センター長 松田悟郎

化学療法とは、抗がん剤や分子標的薬を用いて行うがん治療のことで、手術療法や放射線療法とともに、がん治療の大きな柱の一つです。
最近、外来通院で化学療法を行うことが多くなり、当院においても、2階に化学療法室が設置されています。11床のリクライニングシートと2床のベッドを用意、完全予約制で、くつろぎながら治療を受けられるようにテレビを完備しています。
現在は、がん患者さんだけでなく、膠原病やクローン病などの患者さんに対する分子標的治療の際も化学療法室を利用して頂くようになり、平成29年度は、のべ2374件の外来治療を施行しました。
化学療法は、患者さんにとって大変不安の大きい治療法です。そのため、治療開始前に、主治医だけでなく、専門薬剤師、がん化学療法認定看護師からも、薬剤の投与法および副作用について、詳しいオリエンテーションを行っています。
治療当日は、診察前に採血と体温や血圧測定、患者さんの症状の聞き取りを看護師が行い、その結果と診察を基に担当医が治療の可否を決定します。
点滴治療中は、専門看護師が担当し、安全・安心に治療が遂行できるよう配慮しています。
治療の副作用で、口内炎や味覚障害を認める場合は、早めに口腔外科を受診して頂き、うがい指導や内服薬処方、歯科治療を受けてもらっています。
食欲不振や食事のことでお困りの方には、管理栄養士に直接相談できるようにしています。
がんによる痛みを伴う患者さんには、化学療法と並行して緩和治療を受けられるように、緩和内科外来を予約することが出来ます。
治療に伴う経済的な相談や、治療中の就労問題に関しては、がん相談支援室で対応します。
以上のように、化学療法を受けている患者さんが出来るだけ安心して、つらくなく治療が継続できるように、病院の多職種のスタッフが連携してチーム医療でサポートにあたります。
化学療法室へのご質問、ご要望がございましたら、いつでもお気軽に化学療法室スタッフにお声をお掛けください。









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