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院長メッセージ

『健康寿命ということばご存知でしょうか?』2018年9月14日

 日本は世界に冠たる世界1の長寿国ということはご存知のことと思います。
もうひとつの世界1は先進国の中では最も医療費を安上がりに済ませている国でもあります。「安かろう、悪かろう」ではなく、安くて最上の医療を日本で実現させてきたことは先進国の中でも『奇跡』としてうらやましがられています。なぜこのような奇跡が起こったのでしょうか?
 一つは国民全員がお金を出し合う互助組織としての健康保険制度をとったこと。これはどんな社会主義国家よりも公平な医療がうけられる制度と言われています。また日本中「いつでも」、「どこでも」、「安い医療費」で「最高レベルの医療」が受けられる国は世界広しといえども日本以外にありません。そんな日本ではありますがいまや世界最先端の医療技術や薬は欧米を中心に莫大な費用が掛かる時代を迎えており、日本でも超高価な医薬品が日本の互助制度のお金ではとても賄いきれない事態となっています。
 そこで健康寿命です。現在の平均寿命は男性80歳、女性87歳ですが健康寿命は男性71歳、女性76歳です 生物としてのヒトの寿命(平均寿命)でなく、おおきな病気をかかえずに自立した生活をいつまで保てるかが健康寿命です。 男女とも寿命と健康寿命の間には10年前後の隔たりがあります。普段からの生活習慣、健康への取り組みで健康寿命をもっと伸ばすことが膨大となっている日本の医療費を減らすためにも大切とされています。当院の医療者も病気の治療にとどまらず、いまや健康を保つためにも大きな役割も担って努力していますのでかかりつけ医とともに健康寿命を延ばしていきましょう。




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