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院長メッセージ

『なぜお待たせする時間が長くなるのでしょうか?』2018年3月2日

 多くの患者さんから予約時刻を1時間過ぎてもまだ診てもらえない。
会計もなんでこんなに長蛇の列なのか等々のご意見をいただきます。
まことにそのとおりと大変心苦しく思っております。院長自身も患者になったときはおなじように延々と待たされる側になりますので苦痛だなあと思います。
 診察の予約時刻はできるだけ受診される日までが伸び伸びにならないようスタッフが多少無理してでもなんとか早め早めに日程を組む傾向があります。予約時間が守られるよう余裕をもってゆったりした時間枠で組めばよいのですが、ゆったり組むと今度は検査結果のお話でも1-2か月先に予約と延々とした渋滞が生じます。
 かつて英国ではがんの診断がついて手術まで7か月もかかってしまい大きな社会問題になったことがありましたが、似たような問題を抱えかねない状況が日本にもあります。医師たちはできる限り最短で最善のスケジュールをくむ工夫をしています。
お一人当たりの診察時間枠はコンピューターの処理能力に限界があるので各科それぞれの平均的な時間枠を設定しながら予約が入ることになっておりますが診療内容によっては予想外に長くなったりします。また外来担当の医師たちは入院されている患者さんたちの受け持ち医でもありますので早朝回診して対応してから外来にでておりますが急変して呼ばれたりすることで外来の進行が止まることもあります。
 様々な遅れる要因にはスタッフみなで工夫して臨機応変に対応する努力はしておりますがどうしても延々お待たせする場合も生じているのが実情です。改善策を目指しておりますがどうか皆様にはご理解とご協力をお願いしたく思うところです。
 一方、会計、受付等の事務業務も予測できない状況で時に電車のラッシュアワーのような込み具合が生じる場合があります。ふだんよりも多くの患者さんが来られる日には状況に応じて配置を組みなおしたりしておりますが毎日900名近い患者さんが来られる当院では時に予測不能な混雑が生じることもあり、その場合は可能な限り限られたスタッフのなかで応急対応をやりくりする努力を続けますがどうかみなさまのご理解とご協力を切にお願いする次第です。
 私たち全スタッフの前には病気を患っていらっしゃる患者さんがおられるということは決して忘れずに最善を尽くしたく思います。どうかよろしくお願いします。




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